パリ~Paris

フランス北部、セーヌ川を挟んで建設された国の首都「パリ」
中心部の人口だけで220万人、さらに郊外には1,000万人近くが暮らす、ヨーロッパでも有数の巨大な国際都市です。時に世界で最も美しい都市と言われ、文化・芸術・ファッション・食べ物・デザインなど様々な分野で長い歴史が作り上げた最高峰を実感することができる美しい街です。「花の都」「光の都」として世界中から人々を集め、巨大な観光都市として知られています。
パリには歴史的な建物を多く観ることができ、またルーブル美術館、オルセー美術館、ポンピドゥーセンターなどを始めとした一流の美術館で膨大な数の一流の美術品を観賞することもできます。世界最古のバレエ団や、世界で最も古くから存在している劇団などの公演もパリ観光では人気です。

★☆おすすめエリア・見どころ☆★

4区:シテ島、サン・ルイ島/シャトレ、レ・アール

・シテ島
シテ島は、サン=ルイ島と並ぶ、パリの中心部を流れるセーヌ川の中州です。パリ市内で最も古い歴史をもつパリ1区及び4区に属し、“パリ発祥の地”とも称されています。ユリウス・カエサルの『ガリア戦記』では、すでに紀元前1世紀にパリシイ族が住んでいたことが述べられています。ノートルダム大聖堂、サント・シャペル、コンシェルジュリーの人気観光スポットもシテ島にあります。

・サン・ルイ島
サン=ルイ島は、シテ島と並んで「パリ発祥の地」と呼ばれ、パリの中心部に位置するセーヌ川の中州。パリの4区に属し、ノートルダム・ド・パリの後ろにあります。古くから大貴族や著名人が邸宅を構える最高級住宅地として知られ、世界的大富豪ロスチャイルド家も邸宅を所有しています。サン=ルイ=アン=リル教会、ロザン邸、ル・ヴォー邸、ランベール邸等の観光スポットがあります。

・シャトレ、レ・アール
パリの4区は、市のほぼ中央にある行政区です。「オテル=ド=ヴィル区」と呼ばれることもあります。セーヌ川の北岸に面しており、シテ島の東部、サン=ルイ島を含みます。パリでは最も歴史のある地域のひとつであり、特にシテ島はパリ発祥の地といわれています。また、3区から4区にかけての地域はマレ地区と呼ばれ、歴史のある貴族の館が立ち並ぶ地域です。ノートルダム大聖堂、市庁舎、ポンピドゥー・センターなどがあります。

【ノートルダム寺院】
パリのノートルダム大聖堂はゴシック建築を代表する建物であり、フランス、パリのシテ島にあるローマ・カトリック教会の大聖堂です。「パリのセーヌ河岸」という名称で、周辺の文化遺産とともに1991年にユネスコの世界遺産に登録されました。現在もノートルダム大聖堂は、パリ大司教座聖堂として使用されています。ノートルダムとはフランス語で「我らが貴婦人」すなわち聖母マリアを指します。

【サント・シャペル】
サント・シャペルとは「聖なる礼拝堂」という意味で、フランスのパリ中心部、シテ島にあるゴシック建築の教会堂です。 おそらくゴシック建築が最も輝かしかった時期の頂点ともいえる傑作で、 サント·シャペル·デュ·パレとも呼ばれ、ルイ9世が1239年から収集し始めた聖遺物を納めるために建設を命じたものです。コンシェルジュリーとともにカペー朝時代の王宮であるシテ宮の跡であり、現在はパリのパレ・ド・ジュスティスの一部です。2011年には、90万人以上の観光客が訪れた大人気の観光スポットです。


【パリ市庁舎】
パリの地方行政機関がパリ市庁舎に入っています。1357年にパリ4区に位置する現在地に建設され、現在までパリの行政機関がこの建物を使用しているが、それ以前この地は「グレーヴ広場 place de Grève 」と呼ばれていました。 地方行政機関の他、1977年からはパリ市長がこの建物を利用、また大きなレセプション会場としても利用されます。

【ポンピドゥーセンター】
フランス・パリ4区にある総合文化施設。
名前は、フランス第五共和政の第2代大統領で、現代芸術の擁護者でもありこの施設を発案したジョルジュ・ポンピドゥーにちなんでいます。。様々な形態の同時代の芸術(現代美術や現代音楽、ダンス、映画など)のための拠点をパリ中心部に設けようとの意図から計画され、レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースが設計し、1977年開館しました。

18区:モンマルトル

パリの13区は、14区とともに、市の南部にある行政区。
セーヌ川の南の地域にあり、南には、ペリフェリックに沿う形で市の境界線が敷かれており、ヴァル=ド=マルヌ県に接しています。13区にはオステルリッツ駅 (ガール・ドステルリッツ)、国立図書館本館 (フランソワ・ミッテラン図書館)、イタリア広場などがあります。また、パリ最大の中華街が、イタリア広場の南の地区にあります。

【ムーラン・ルージュ】
歌やダンス、フレンチカンカン、大道芸を組み合わせたショーで有名です。また、画家のロートレックがここに通いつめ、踊り子たちをモデルに数々のポスターを描いたことでも有名な場所。
第一次世界大戦や第二次世界大戦下でも営業を続け、第二次世界大戦中にパリがドイツ軍の占領下に置かれた際も、多くのドイツ軍将兵で賑わいました。ここで活躍した著名なミュージシャンとしてはエルビス・プレスリー、フランク・シナトラなど多数います。
現在もパリを代表する観光スポットの1つとしてとても人気があり、1日に2回のショーが行われています。

【サクレクール寺院】
ロマネスク様式・ビザンティン様式のバジリカ大聖堂。
ギベール・パリ大司教が計画を提唱し、アバディが設計を担当しました。1889年にいち早く完成していたエッフェル塔と共にパリ市内を見晴らせる観光名所で、両建造物とも19世紀後半に構想された比較的新しいものであるにも関わらず、今やパリになくてはならない存在になっています。


9区:オペラ

パリの9区は、市の中央のやや北寄りにある行政区です。
9区はパリの街並みが残る地域としても知られていていて、サンジョルジュ広場周辺はパリの昔の雰囲気を出すために映画の撮影にもよく利用されます。オペラ・ガルニエやギャラリー・ラファイエット、プランタン百貨店の本店などがあります。

【オペラ・ガルニエ】
9区にあるオペラ・ガルニエは、パリ・オペラ座として呼ばれ親しまれ、世界最大級の規模を誇る劇場。1800年にナポレオン3世が命じ建築計画が始まり、75年後に杮落としを迎えました。古典様式やバロック様式をふんだんに取り入れた豪華な造りが見どころ。現在はオペラ・バスティーユにオペラ作品の上演を譲り、バレエを中心に上演する劇場となっています。

【ギャラリーラファイエット】
フランス、パリのギャラリー・ラファイエット本店本館は地下1階から7階までの9フロアーを有しており、 パリ9区のオスマン大通り40 に位置しています。このほかに、本館とはモガドール通りをはさんで向かいにある紳士・食品館が地上階から3階までの4フロアー、紳士・食品館とはオスマン大通りをはさんで向かいにあるインテリア館が地下1階から3階までの5フロアーを有する大きなデパートです。

1区:リヴォリ・ルーヴル地区

パリの1区は、市のほぼ中央にある行政区です。
東西に細長いほぼ長方形の形をしており、南側はセーヌ川に面しています。ルーヴル美術館、テュイルリー宮殿、パレ・ロワイヤルなど、世界的に有名な施設が多く存在しパリ旅行では重要な地区になります。

【ルーヴル美術館】
世界最大級の美術館(博物館)であるとともに世界最大級の史跡のひとつです。先史時代から19世紀までの様々な美術品35,000点近くが展示されており、総面積60,600平方メートルの展示場所で公開されています。世界で最も入場者数の多い美術館で、毎年800万人を超える入場者が訪れています。

【パレ・ロワイヤル】
歴史的建造物で現在では回廊に囲まれた庭園と現代アートを鑑賞できる場所になっています

8区:マドレーヌ、オスマン

パリの8区は、市の中央のやや西寄りにある行政区
7区とともにフランスの政治・行政の中心であり、フランス大統領官邸、内務省があります。また、世界的に有名な凱旋門、マドレーヌ寺院、シャンゼリゼ大通り、コンコルド広場など観光スポットも多く点在している地区です。

【凱旋門】
パリのシャンゼリゼ通りの西端、シャルル・ド・ゴール広場にある凱旋門。パリの象徴的な建造物の一つで、単に凱旋門と言えばこのエトワール凱旋門を指すことも多く、世界有数の観光名所となっています。料金を払い、らせん階段を上まで登ることもできます。

【マドレーヌ寺院】
聖女マグダラのマリアを守護聖人とするカトリック教会
ブルボン朝末期に建設が開始され、フランス革命により中断、後に建設が再開されるとナポレオン1世の命令でフランス軍戦没将兵顕彰に造営目的が変更され、1842年に完成しました。このときにはナポレオンが失脚したあとなので、ルイ18世によってカトリック教会に用途が変更されました。このためその外観は、以下に述べるようにキリスト教の教会としてはかなり異例となっています。

【コンコルド広場】
1755年、アンジュ=ジャック・ガブリエルによって設計され、当初ルイ15世の騎馬像が設置されていたため「ルイ15世広場」と呼ばれていた広場です。その後、フランス革命の勃発により、騎馬像は取り払われ、名前も「革命広場」に改められ、1795年、現在の「コンコルド広場」という名前で呼ばれ始めました。フランス革命中には、ルイ16世やマリー・アントワネットへの処刑が行われた刑場としても有名です。
また、広場の中心部には、エジプトのルクソール神殿から運んできたLuxor Obelisk(クレオパトラの針)が置かれています。

12区 リヨン駅、ベルシー

パリの12区は、市の南東部にある行政区
セーヌ川の北岸に面しており、ペリフェリック外のヴァンセンヌの森を含んでいます。オペラ・バスティーユ、リヨン駅のほか、セーヌ川に沿った地域には経済・財政・産業省、パリ交通公団本社、シネマテーク・フランセーズ、ベルシー総合体育館、ベルシー公園などがあります。また、ヴァンセンヌの森には、パリ動物園、パリ花公園、ヴァンセンヌ競馬場、ジャック・アンクティル自転車競技場などがあり市民の憩いの場として人気のエリアです。

【バスティーユ・オペラ座】
フランス革命200年を記念し、革命勃発の地であるバスティーユ広場の西側にあった旧ヴァンセンヌ郊外線バスティーユ駅の跡地に建設されたパリ国立オペラの公演会場の一つ。
外観はガラス張りのモダニズム様式の建物で内部は地上7階地下6階建てで、座席数は2703。舞台装置はコンピューター制御と外観、設備とも現代建築の粋を集めたものとなっています。

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