パリの交通手段

パリは、東京の山手線の内側を同じくらいの面積なので、中心地の観光スポットなどは徒歩で多くをまわることができます。また、メトロ(地下鉄)や路線バスなどの交通機関も発達しているので、徒歩での散策と組み合わせて利用してみるといいでしょう。

Metro(メトロ)

パリ市内を走る地下鉄のことを「Metro(メトロ)」といい、1号線~14号線まであります。運行は5 :30~24 :30で、チケットの値段は1.70ユーロの一律料金になっています。メトロのチケットはメトロに限らず、RER(高速郊外鉄道)やバスにも利用できます。






1回券(Billet:ビエ)や回数券(Carnet:カルネ)、長期滞在におすすめの「Navigo Decouverte(ナヴィゴ・デクヴェルトゥ)」という磁器のカード定期券も、1週間または1カ月で選べることができます。

高速郊外鉄道RER

パリ郊外のヴェルサイユやシャルル・ド・ゴール空港などに行く時は拘束郊外鉄道RER(エルウーエル)が移動に便利。パリ市内の主要メトロ駅と繋がっています。




5 :00~翌1 :00まで運行しているので、RERを利用して郊外から通勤する人も多く見かけます。値段はパリ市内ゾーン1までならメトロと同じ1.70ユーロ、それ以外は距離で少しずつ上がっていきます。

路線バス

パリ市内を走るバスの路線は60ルートあります。うまく利用すれば、車窓からのパリの風景が楽しめ、観光バスのように使う人もいます。バスのチケットはメトロと共通で、市内の移動は一律1.70ユーロ。




① バス停には、停留所名と路線図、路線番号が書かれているので、自分の居場所と行き先をチェック。「Vous etes ici」と書かれている場所が現在地となります。乗りたいバスが来たら、誰もいないときは手を挙げて合図すること。
② バスは前方から乗車します。チケットを持っていなければ乗車時に購入。1回券の場合は、乗車したらすぐに運転席横の機械にチケットを入れて刻印しましょう。定期券の場合はタッチパネルにかざします。
③ フランス語がわからない場合はアナウンスの聞き取りは難しいので、路線図と現在地を常にチェックしておきます。目的地の手前で赤いボタンを押すと停まります。出口についているボタンを押してドアを開けるタイプのバスもあります。

レンタサイクル

盗難の心配があったり、アパルトマンには置くスペースがないなど自分の自転車を持つことが難しいパリ。リーズナブルで気軽に借りられると、市民の移動手段として「Velib(ヴェリブ)」と呼ばれるセルフレンタサイクルが人気です。市内に1000ヵ所以上あるステーションの「ボルヌ(専用の操作機械)」で登録すれば、1日もしくは1週間の間で何回も乗車が可能となります。パリでの自転車走行は車道のみで事故が多いので要注意。





① ボルヌの最初の画面で英語やフランス語など言語を選択し、1日1.70ユーロか1週間8ユーロの利用登録をします。6桁のコードが印刷されたチケットが出るので、大切に保管しましょう。
② 登録が完了したらレンタル画面に進み、ステーション内に駐輪してある利用可能な自転車を選びます。ロックが外れて自転車を取り外せます。
③ 返却は空きがあればどこのステーションでも元に戻せます。

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