フランス人は1日3食パン?!

フランス人にとってパンは欠かせない存在であり、3度の食事で食卓に出されます。petit déjeuner(プチデジュネ:朝食)はバゲットを縦半分にスライスしたタルティーヌにバターやジャムなどを塗り、déjeuner(デジュネ:昼食)やdiner(ディネ:夕食)には食事のお供に出されます。

パンの中でも、小麦粉と水、酵母、塩のみで作るバゲットが主食となり、近所の行きつけのブーランジュリー(パン屋)で焼きたてのバゲットを買うのは、フランス人にとって日常的なこととなります。

オーダーするのに便利なパンカタログ

「バゲット」

50cm~70cmほどの細い棒状のパンで日本では「フランスパン」と呼ばれることもあります。生地に砂糖を使わないので硬度があり、外皮部は煎餅のようにパリパリとして中がもっちりとした食感なのが特徴です。

「パン・ドゥ・カンパーニュ」

田舎パンを意味します。丸型で外はパリパリ、中はずっしりとしたライ麦のパンで、かすかな酸味があります。薄くスライスして上に具材をのせてカナッペなどでもよく使われます。

「バタール」

棒状のフランスパンで太さはバゲットとパリジャンの中間。長さは40~50cmで重量は300g程度。軽い食感でこちらを好む人も多くみられます。

「パリジャン」

棒状の代表的なフランスパン。長さは50~70cm程度。重量500gくらいで表面に5~6本のクープ(線)をつけたものが多い。パリジャンとは「パリっ子」の意味。

「フィセル」

日本語で「ひも」の意味の通り、バゲットよりも細長いフランスパン。長さは30cm程度で重量も120gほどなので一人でも食べきれるサイズ。

「パン・オ・セーグル」

セーグルとはライ麦の意味で、ライ麦が10%以上~65%未満のものをパン・オ・セーグルと呼びます。ライ麦の入ったパンは気泡が小さくなるのでずしっと重たい味わいが楽しめます。

「クロワッサン」

フランス語で三日月を意味するクロワッサン。バターを練り込んだ生地を三日月型にして焼き上げ、サクサクした食感と甘みが特徴です。焼き上げる前にチョコレートやアーモンドを練り込むこともあります。

「パン・オ・ショコラ」

四角い形に成型したクロワッサン生地に二筋のチョコレートが詰められたパン。学校から帰ってきた子どもたちの定番のおやつであり、朝食にもよく食べられます。

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