ボスニア・ヘルツェゴヴィナ~Bosnia and Herzegovina

バルカンに位置する旧ユーゴスラビアの国「ボスニア・ヘルツェゴビナ」
北と南西はクロアチアに、東はセルビア、モンテネグロに接しています。アドリア海に面した海岸線は10km足らずで港もないため実質的には内陸国となっています。
ボスニア・ヘルツェゴビナの観光名所の多くは、近年と古の太古の国の歴史と関係しています。モスタルの有名な橋やスルジ山の城砦やの主要観光スポットの他、冬にはスキーなどのアウトドアスポーツを楽しむこともできます。

★☆おすすめエリア・見どころ☆★

サラエボ~Sarajevo

サラエボはボスニア・ヘルツェゴビナの首都であると同時に、多様な民族、宗教、文化が溶け込んだ都市でもあります。1984年には冬季オリンピックが開催されたことでも有名です。1991年に旧ユーゴスラビアは、独立を唱える各共和国と、それを阻止するセルビア主導の連邦軍との紛争(ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争など)に突入し、サラエボでも12,000人以上の犠牲者を出しました。
1995年12月14日に署名されたデイトン合意により、紛争は終結し、現在はかなり復興が進んでいますが、紛争の爪痕が残った建物も多く存在しています。

【アヴァズ・ツイスト・タワー】
サラエボ中央駅付近にある、ボスニア・ヘルツェゴビナで最も高いビル。アンテナを除いた高さは142m、31階はレストラン、35階はカフェ、36階は展望台になっています。

【トンネル博物館】
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の際に造られたトンネルの一部を公開している博物館。紛争当時はトンネルの長さが全長800mだったが、紛争終戦後は塞がれ、そのうちの25mが公開されています。サラエボ国際空港付近に位置しています。


モスタル~Mostar

モスタルはヘルツェゴビナの、文化的・経済的中心地で、国民には「第2の首都」として親しまれています。
世界遺産・モスタル旧市街は、魅力たっぷりの歴史と地元の人々の笑顔あふれる街です。この街は15世紀に始まり、1566年に、最初の石橋が観光客と商人たちに開けられました。モスタル(「橋の番人」)の名が示すとおり、この街は、400年の歴史を持つこの石橋、スターリ・モスト(Stari Most)を中心に栄えてきました。

【スタリ・モスト】
スタリ・モストはボスニア・ヘルツェゴビナの都市モスタルにある16世紀の橋で、市内を分けているネレトヴァ川に架かってます。町の象徴となっていたこの橋は、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中にあたる1993年11月9日午前3時にクロアチア系のカトリック民兵によって破壊されましたが、その後復興計画が持ち上がり、2004年6月23日に復興工事が完了しました。2005年には、ボスニア・ヘルツェゴビナ初のユネスコ世界遺産に登録されています。

【ネレトヴァ川】
ネレトヴァ川はアドリア盆地東部で最大の河川です。大規模な高さ15m以上の水力発電用のダム4カ所と貯水池により治水されていますが、自然美や多様な自然景観で知られています。

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