基本情報

国名

◆日本語表記:ルーマニア
◆正式名称:ルーマニア語で România「ロムニア」
◆公式英語表記:Romania
◆首都:ブカレスト

ルーマニアの概要

国名ルーマニア
首都ブカレスト
面積238,391km2
人口19,040,000人
言語ルーマニア語
通貨ルーマニア・レウ(RON)
大統領トラヤン・バセスク(2014年9月現在)
宗教正教会の一派ルーマニア正教会が81%

ルーマニアの祝祭日(2014年)

1/1,1/2新年
4/20,4/21※復活祭
5/1メーデー
6/8,6/9※聖霊降臨祭
8/15聖母被昇天祭
11/30聖アンドレイ祭
12/1独立記念日
12/25,12/26クリスマス

※は移動祝祭日のため毎年変わります。

気候・時差


北海道とほぼ同じ緯度に位置しているルーマニアは大陸性気候に属しており、日本と同様に四季があります。ただし、国の中央にあるカルパティア山脈を境に気候が大きく異なりますので、訪れる地域に合わせた服装が大切です。夏でも朝晩は冷え込むこともありますので上着なども用意しておくのがよいでしょう。
ルーマニア観光のベストシーズンは5~10月ごろと言われています。
日が長く比較的過ごしやすい気候が続くので観光するのに適しています。

■ブカレスト・東京の平均気温比較■

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
ブカレスト(℃)-1.20.55.211.516.920.722.021.417.111.14.40
東京(℃)5.56.212.115.219.822.927.329.225.219.813.58.3

■ブカレスト・東京の平均降水量比較■

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
ブカレスト(mm)31.734.539.453.873.584.263.758.849.543.141.540.1
東京(mm)48.660.2114.5130.3128164.9161.5155.1208.5163.192.539.6


ルーマニアと日本の時差は7時間です。
日本時間マイナス7時間(UTC+2)ですのでルーマニアが正午のとき、日本は午後7時になります。
サマータイム(4-10月)時は日本との時差は6時間で日本時間マイナス6時間となります。

時差早見表 (UTC +2)

日本の時刻01234567891011121314151617181920212223
現地の時刻17181920212223012345678910111213141516


治安

ルーマニアでは殺人などの凶悪犯罪は少なく治安は安定しており、比較的安全です。ただし近年経済格差の拡大および不景気による雇用情勢悪化などにより、治安状況は徐々に悪化傾向にありますので「スリ・置き引き・ひったくり・詐欺・偽警官」などの犯罪には注意が必要です。

観光客がよく犯罪被害にあっている場所はノルド駅、ドロバンチ広場、革命広場や高級ホテル付近で、主にストリートチルドレンなどからなるスリ団や詐欺、ぼったくりタクシーがいることが多いので特に夜間は十分注意しましょう。
ブカレストでは偽警官による被害が多発しています。まず警察と名乗る人に声を掛けられたら警戒しましょう。警察官らしき者からと「財布の中身を確認する」とか,「偽札確認を行う」言われても応じてはいけません。警察で話しましょうと言うか、大使館で話しましょうと言いうのがおすすめです。絶対に財布やパスポートを渡してはいけません!

治安状況は常に変化していますので、出発の前に最新の現地状況をルーマニア大使館や外務省海外安全ホームページで安全情報や注意事項等を必ず確認しましょう。


通貨・両替・税金・チップ

通貨・両替・チップ


通貨単位は、Leu(レウ)※複数形はLei(レイ)
2005年にデノミが実施され、現在レウは新ルーマニア・レイ(RON)と表記されています。
補助通貨はBan(バン)※複数形はBani(バニ)
紙幣は500RON、100RON、50RON、10RON、5RON、1RONの6種類
硬貨が50Bani、10Bani、5Bani、1Banの4種類
※2014年9月24日現在1RONが約32円

ルーマニアで両替する場合、レートは両替所によってまちまちです。
レートだけではなく手数料も確認してから両替するようにしましょう。
駅前やホテル周辺で「チェンジマネー?」と声をかけてくる人がいますが絶対に相手にしないようにしましょう。
クレジットカードはレストランや中級以上のホテル、デパートなどで普及しています。また、都市部にはATMも多いので海外対応のキャッシュカードやクレジットカードのキャッシングサービスで現地マネーを引き出すこともできます。

ルーマニアではチップを渡す習慣があります。
・ホテル:ルームサービスの利用時やポーターに荷物を運んでもらったら1~10RON程度
・タクシー:短距離を利用する場合はおつりの小銭をチップとするのが良いでしょう。長時間チャーターした場合は5~10%
・レストラン:高級レストランでサービスに満足したときには、料金の10%程度

税金

ルーマニアでは、ほとんどの物品に付加価値税(TVA)24%がかけられています。
ルーマニアでは、旅行者に対する払い戻し制度ありません。
また、€10000以上の外貨を持ち込む場合、入国時に申告が必要です。

電気・通信事情

電圧

日本での電圧は100ⅤでプラグはAタイプですが、ルーマニアの電圧220V、周波数は50Hz、プラグはCタイプですので気を付けましょう。
日本製の100Ⅴのものを使う場合には変換プラグ・変圧器が必要な場合があります。電圧と消費電力は取扱説明書や製品本体に表示されています。「全世界対応タイプ100V~240V」の製品でしたら変換プラグを使うだけでそのまま使用できますが、「日本対応タイプ100V」の製品の場合は変換プラグ・変圧器の両方が必要となります。
日本の製品をルーマニアで使う予定のある方は事前に確認して行きましょう。

変換プラグ

日本の電気製品を海外で使用するために、電源プラグ形状を変換するためのアダプターです。使いたい電化製品が全世界対応タイプ100V~240Vタイプのものでしたらこの変換プラグに差し込みそのまま使用できます。この変換プラグは日本の家電量販店や空港などで200円~500円と手頃な価格で購入できます。旅行前に1つは用意しておくとよいでしょう。また、旅行にたくさん行かれる方は約2000円程で手に入る、どこの国のプラグにも対応可能なマルチタイプの変換プラグがおすすめです。

変圧器

変圧器とは使用する電化製品の電圧を海外の電源電圧に変更するものです。例えば日本の製品をルーマニアで使う場合この変圧器を通して使えば日本の製品100Vのものをルーマニアの電源電圧230Vに変換してくれます。
消費電力の小さい電化製品なら旅行用の変圧器(約3000円~)で使用することができますが、消費電力の大きい電化製品(ドライヤーなど)は旅行用の小さな変圧器では使用できません。ホテルで変圧器を貸し出しているホテルも一部ありますので出発前に確認していくことをおすすめします。

インターネット

日本から短期でルーマニアに行く場合は、海外ローミングがお勧めです
ルーマニア都市部にはインターネットカフェもあります。パスワードなど個人情報が残らないように注意しましょう!

電話・郵便

電話

★電話のかけ方【ルーマニア→日本】
国際識別番号は「00」、日本の国番号は「81」です

・03-1234-5678へ電話をかける場合
00-81-3-1234-5678
(国際識別番号+日本の国番号81+相手の番号※)
※市外局番の最初の「0」は不要です。エラーになる場合があるのでご注意ください。

・携帯電話090-1234-5678へ電話をかける場合
00-81-90-1234-5678
(国際識別番号+日本の国番号81+相手の番号※)
※こちらも同様で携帯番号の最初の0は不要です。

★電話のかけ方【日本→ルーマニア】
利用する電話会社や電話の種類(固定電話、IP電話、携帯電話)で番号が異なります。事前に確認が必要です。
利用している電話会社のウェブサイトで確認できます。

・例)KDDI(001)からルーマニア02-1234-5678へ電話する場合(※ルーマニアの国番号は「40」です)
001-010-40-2-1234-5678
(利用する電話会社のアクセスコード+国際通話識別番号+ルーマニアの国番号40+相手の番号※)
※ルーマニアからかける場合と同様、電話番号の最初の「0」は不要

郵便

ルーマニアの郵便局はPosta Româna(ポシュタ・ロムナ)と呼ばれています。
どんな小さな町にもたいていあります。

【郵便料金】
・ハガキ(カルテ・ポシュターラCarte Postala)、20gまでの封書(スクリソアレScrisoare):3.40RON
・1kgの小包(パケトPachet):77.28RON
日本へのエアメールは約1週間で到着します。
・小包の航空郵便:1kg 60RON

【郵便局の営業時間】
ブラショフ中央郵便局
住所:Str. N. lorga 1
営業時間:月~金曜7:30~19:30、土曜8:00~13:00、日曜休み

入出国

ビザ・パスポート

・ビザ:ルーマニアに90日までの観光目的の滞在ならビザは必要ありません。
・パスポート:入国時に3ヵ月以上の残存有効期間が必要です!出発前に必ず確認しましょう。

※※ビザ・パスポート等の情報は予告なく変更されることがございます。
必ず大使館、領事館または旅行会社でご確認ください。

【ルーマニア共和国大使館 Embassy of Romania】
住所:〒106-0031 東京都港区西麻布3-16-19
電話:03-3479-0311 03-3479-0313 FAX:03-3479-0312

入国手続き

◆日本からルーマニアへの直行便はないので、基本的には フランクフルトやアムステルダム、ヘルシンキ、イスタンブールなど、日本からの直行便のあるヨーロッパや中近東方面などのハブ空港から、ブカレストやティミショアラなど、ルーマニア国内の国際空港までの乗継便を利用することになります。
日本からは、最も短い飛行時間でルーマニアまで行くことができるフィンエアの利用がおすすめ☆

【ルーマニアへの入国】
①入国審査
イミグレーションカウンターでパスポート入国審査官に提示して入国スタンプを押してもらいましょう。

②荷物の受け取り
搭乗した便名が表示されているレーンへ行き荷物を受け取りましょう。スーツケースは似たデザインのものが多いので取り間違えに注意しましょう。スーツケースにはネームタグをつけ、目印をつけておくのもよいでしょう。
もし荷物が見つからない場合や破損していた場合、荷物預り証を持って係員に相談しましょう。

③税関申告(必要がある場合のみ)
税関申告が必要な方は赤色のサインが出ている税関カウンターへ向かいます。酒やタバコの免税範囲を超えている場合は、申告が必要です。申告するものがある場合は、検査台へ進み検査を受けます。
申告するものがない場合は緑色のサインが出ている出口へと向かいましょう。

出国手続き

【出国準備】
個人で旅行の方は、出発の72時間前までに帰国便の確認をしましょう。再確認が必要でない航空会社もあるので事前に旅行会社または航空会社に確認しておくとよいでしょう。
また、搭乗便出発の48時間~1時間前(航空会社によって違いあり)からインターネットでチェックインができるサービスを行っている航空会社も多くあるので事前に確認することをお勧めします。事前にチェックインしておくと当日スムーズに出国手続きができます。

①搭乗手続き
利用する飛行機の便名・時間を案内板で、チェック(搭乗手続き)している場所を確認します。カウンターへ行きチェックインと手荷物でない荷物を預けます。(事前にwebチェックインを利用しチェックイン済みの方は荷物を預けるだけです)

②手荷物検査
機内持ち込みの荷物検査、ボディチェックがあります。機内持ち込み禁止物や液体類については規制があるので注意が必要です。時間によっては混み合う場合があるので余裕をもって行きましょう。

③出国審査
出国審査のカウンターへ行き、審査官にパスポート、搭乗券を提示します。本人であることが確認されたら、パスポートに出国スタンプが押され返却されます。

④搭乗
飛行機の離陸予定時間30分前に搭乗が始まります。乗り遅れないようにしっかりと時間に余裕をもって行動しましょう

ルーマニアの交通機関

電車・地下鉄

鉄道はルーマニアで最も便利で安い交通手段です。
国内の主要都市間が鉄道網で結ばれており、都市間の距離などに応じて、特急列車(IC)や急行列車(IR)、普通列車(R)などがそれぞれ運行されています。総距離は22,247kmでそのうち8,585kmは電化されていて、主要な観光地もほぼ網羅しておりダイヤも正確です。

地下鉄はルーマニアの首都ブカレストで走っています。
通称はメトロウ(Metrou)で、Mマークが地下鉄の出入口の目印です。地下鉄と徒歩を組み合わせれば、市内のどこへでも簡単に行くことができとても便利です。

バス

ルーマニアの長距離バスは、ブカレストを起点にブラショフ、シビウ、コンスタンツァ、ヤシなど各地を結んでいます。ルーマニアでは、大型バスよりもミクロブズやマクシータクシーと呼ばれる20人程度が乗れるワゴン車やミニバスもよく使われています。

タクシー

ブカレストのタクシーは、空港やノルド駅、ホテル前にたくさんのタクシーが待機しています。認可を受けたタクシーは、サイドウインドーの下に白黒のチェッカーマークのラインが入っており、初乗り料金と1kmあたりの料金、1分待機にかかる料金がしっかり明記されています。

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