スタリ・モスト

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エリア：ボスニア：その他 観光の特徴： 歴史・文化必見！カップルファミリー子供連れひとり旅シニア若者向け

観光ジャンル： 世界遺産名所・旧跡

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世界遺産名所・旧跡

モスタルのネトレヴァ川に架かる美しい橋

スタリ・モストはボスニア・ヘルツェゴビナの都市モスタルにある16世紀の橋で、市内を分けているネレトヴァ川に架かってます。町の象徴となっていたこの橋は、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中にあたる1993年11月9日午前3時にクロアチア系のカトリック民兵によって破壊されましたが、その後復興計画が持ち上がり、2004年6月23日に復興工事が完了しました。2005年には、ボスニア・ヘルツェゴビナ初のユネスコ世界遺産に登録されています。

※写真は全てトリップアドバイザー提供

スタリ・モストの歴史

スタリ・モストの建設は1557年に始まり、9年間を費やしたと言われています。橋の碑文に拠れば、ヒジュラ暦の974年、西暦でいえば1566年7月19日から1567年7月7日の間に完成したとされています。

ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争（1992年 - 1995年）の間、クロアチア分離主義勢力・クロアチア防衛評議会は、ボスニア・ヘルツェゴビナ共和国軍と対峙し、1993年11月9日にスタリ・モストを破壊しました。
クロアチア系の民族主義者たちは橋を寸断し、周辺の歴史的な街区も破壊しボスニア人文化、トルコ文化、イスラーム文化などの一部として、攻撃の的になりました。
先立つ1992年には、ネレトヴァ川右岸に非常に近いスタリ・モストの欄干が砲弾で穴をあけられていましたが、93年11月9日に Cekrk の丘やその周辺から浴びせられた一連の砲撃で橋そのものが完全に破壊されました。

現在世界遺産に登録されている橋は、ユネスコの支援を受けたトルコ企業によって再建されたものです。再開通は2004年7月23日のことで、再開通のセレモニーも挙行され、ボスニアのコミュニティにはまだ反目や疑念もくすぶってはいますが、そのセレモニーはコミュニティの和解することを基礎においたものでした。

スタリ・モストは再建された翌年に当たる2005年に「モスタル旧市街の古い橋の地区」の名で、ユネスコの世界遺産に登録されています。登録に当たっては、その歴史的価値だけでなく、再建を経ることによって、多民族・多文化の共生や和解の象徴となったという側面も評価されました。
スタリ・モストは負の世界遺産として有名で、橋にはボスニア内戦で受けた銃の後も残されています。橋の両岸には博物館もありボスニアの歴史を学び、感じることができます。

橋の名物？橋からの飛び込み！！

町の若者たちにとっては、橋からネレトヴァ川に飛び込むのが伝統になっています。しかし、川は非常に冷たく、かなり危険な芸当であるため、最も上手で訓練を積んでいる潜り手だけが挑んでいます！この慣例は橋の建造当初からあったと言われていますが、記録によって裏付けられるのは、1664年以降とされています。
1968年には公式な飛び込み大会が開催され、以降毎年夏に行われています。