基本情報

国名

◆日本語表記:スロベニア共和国(通称:スロベニア)
◆正式名称:スロベニア語で Republika Slovenija (レプブリカ・スロヴェニヤ)
◆公式英語表記:Republic of Slovenia(通称:Slovenia)
◆首都:リュブリャナ

スロベニアの概要

国名スロベニア共和国
首都リュブリャナ
面積20,273km2
人口2,029,000人
言語スロベニア語
通貨ユーロ (€)(EUR)
大統領ボルト・パホル(2014年9月現在)
宗教ローマ・カトリックが6割弱、その他無神論者、東方正教、イスラム教

スロベニアの祝祭日

1月1日、2日元旦6月25日国家の日
2月8日プレシェンレンの日8月15日聖母被昇天祭
移動祝日イースター、イースターマンデー10月31日宗教改革の日
4月27日占領に対する反乱の日11月1日追悼の日
5月1日、2日労働者の日12月25日クリスマス
移動祝日ペンテコステ・サンデー12月26日独立記念日


気候・時差

スロベニアではアルプス型、大陸型、地中海型の3つの気候区分があり、地域によって気候がことなります。夏はどこも比較的過ごしやすい気候ですが、冬リュブリャナなどの内陸地域では平均気温が0度以下となり厳しい寒さが続きます。山岳地帯は降雪が続きます。
降水量は春と秋に多く、年間降水量は800~3000mmと地域により異なります。
服装は訪れる地域と季節によって合わせる必要があります。
スロベニア旅行のベストシーズンは夏の5~9月と言われています。また、スキーシーズンの冬も人気が高いです。

■リュブリャナ・東京の平均気温比較■

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
リュブリャナ(℃)-0.11.76.310.715.919.121.220.315.911.25.51.1
東京(℃)5.56.212.115.219.822.927.329.225.219.813.58.3

■リュブリャナ・東京の平均降水量比較■

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
リュブリャナ(mm)72.471.892.3114.6101.2121.9141.5133.6160.6127.4136.4127.8
東京(mm)48.660.2114.5130.3128164.9161.5155.1208.5163.192.539.6


【時差】
スロベニアと日本の時差は8時間です
日本時間マイナス8時間(UTC+1)ですのでスロベニアが正午のとき、日本は午後8時になります。
サマータイム(4-10月)時は日本との時差は7時間で日本時間マイナス7時間となります。

時差早見表 (UTC +1)

日本の時刻01234567891011121314151617181920212223
現地の時刻16171819202122230123456789101112131415


治安

スロベニアは他の中欧諸国と比べて治安は良い方です。凶悪犯罪ははとても少ないですが、近年ではスリやひったくり、置き引きなどの犯罪は増加傾向にありまので充分な注意が必要です。また、夜間は都市部でも中心街をはずれると街灯が少なく暗いので、一人で夜に出歩くのは避けた方が良いでしょう。
特に公共交通機関やホテルのロビー、レストランでの犯罪被害が多くなっています。大切な貴重品などはホテルのセーフティーボックスを利用しましょう。

※治安状況は常に変化していますので、出発の前に最新の現地状況をスロベニア大使館や外務省海外安全ホームページで安全情報や注意事項等を必ず確認しましょう。


通貨・両替・税金・チップ

通貨・両替・チップ

【通貨】通貨単位はユーロ(€)、補助通貨単位はセント(¢)です。
紙幣の種類は5、10、20、50、100、200、500ユーロの7種類
硬貨の種類は1、2、5、10、20、50セント、1、2ユーロの8種類
※2014年9月26日現在1€が約138円

【両替】日本から€を持参すると両替の必要がなく便利です。
現地で両替をする場合は空港、銀行、郵便局、ホテル、街中の両替所で現地のお金に両替することができます。手数料やレートは両替をする場所によって異なりますので必ず両替をする前にしっかり確認しましょう。また、リュブリャナなどの大都市では両替が可能ですが、地方では両替ができない場合がありますので注意が必要です。地方へ行く場合は事前に現地のお金を用意していくのが良いでしょう。
ATMは都市部や大きい町にありますので、海外対応のキャッシュカードやクレジットカードのキャッシングサービスで現地マネーを引き出すこともできます。レートや手数料はカード会社などによってことなるので出発前に確認しておきましょう。

【チップ】スロベニアではチップを渡す習慣があります。ただし
ホテル、レストラン、タクシーなどほとんどサービス料が含まれていますのでレシートで確認すると良いでしょう。
・タクシー:何か特別な頼みごとをしたときや、サービスに満足したときに端数を切り上げて渡す
・レストラン:高級レストランでサービスに満足したときには、料金の10%程度が一般的

税金

スロヴェニアでは商品の代金にPDVと呼ばれる付加価値税がかかっています。旅行者は手続きをすればこの税金が戻ってきます。
・ショッピング最低額…€50.01以上
・最大払い戻し率…20%
※ホテル料金や食事代、タバコ、アルコール飲料などについては適用されません
免税の取り扱いをする店で、買い物時に書類を作成してもらい、出国時に税関で証印をもらいましょう。その書類を払い戻し窓口にい提示すると還付金を受け取れます。

電気・通信事情

電圧

日本での電圧は100ⅤでプラグはAタイプですが、スロベニアの電圧220V、周波数は50Hz、プラグはCタイプですので気を付けましょう。
日本製の100Ⅴのものを使う場合には変換プラグ・変圧器が必要な場合があります。電圧と消費電力は取扱説明書や製品本体に表示されています。「全世界対応タイプ100V~240V」の製品でしたら変換プラグを使うだけでそのまま使用できますが、「日本対応タイプ100V」の製品の場合は変換プラグ・変圧器の両方が必要となります。
日本の製品をスロベニアで使う予定のある方は事前に確認して行きましょう。

変換プラグ

日本の電気製品を海外で使用するために、電源プラグ形状を変換するためのアダプターです。使いたい電化製品が全世界対応タイプ100V~240Vタイプのものでしたらこの変換プラグに差し込みそのまま使用できます。この変換プラグは日本の家電量販店や空港などで200円~500円と手頃な価格で購入できます。旅行前に1つは用意しておくとよいでしょう。また、旅行にたくさん行かれる方は約2000円程で手に入る、どこの国のプラグにも対応可能なマルチタイプの変換プラグがおすすめです。

変圧器

変圧器とは使用する電化製品の電圧を海外の電源電圧に変更するものです。例えば日本の製品をおスロベニアで使う場合この変圧器を通して使えば日本の製品100Vのものをスロベニアの電源電圧220Vに変換してくれます。
消費電力の小さい電化製品なら旅行用の変圧器(約3000円~)で使用することができますが、消費電力の大きい電化製品(ドライヤーなど)は旅行用の小さな変圧器では使用できません。ホテルで変圧器を貸し出しているホテルも一部ありますので出発前に確認していくことをおすすめします。

インターネット

スロベニアの都市部にはインターネットカフェがあり気軽に利用することができます。ただし、インターネットカフェでPCを利用する際にはパスワードなど個人情報が残らないように注意しましょう!また、パソコンが日本語に対応していない場合もありますので受付で確認しましょう。
また、スロベニアのカフェや中級以上のホテルでは、無線LANを導入するところが増えており、ほとんどが無料で利用することができます。

電話・郵便

電話

★電話のかけ方【スロベニア→日本】
国際識別番号は「00」、日本の国番号は「81」です

・03-1234-5678へ電話をかける場合
00-81-3-1234-5678
(国際識別番号+日本の国番号81+相手の番号※)
※市外局番の最初の「0」は不要です。エラーになる場合があるのでご注意ください。

・携帯電話090-1234-5678へ電話をかける場合
00-81-90-1234-5678
(国際識別番号+日本の国番号81+相手の番号※)
※こちらも同様で携帯番号の最初の0は不要です。

★電話のかけ方【日本→スロベニア】
利用する電話会社や電話の種類(固定電話、IP電話、携帯電話)で番号が異なります。事前に確認が必要です。
利用している電話会社のウェブサイトで確認できます。

・例)KDDI(001)からスロベニア02-1234-5678へ電話する場合(※スロベニアの国番号は「336」です)
001-010-336-2-1234-5678
(利用する電話会社のアクセスコード+国際通話識別番号+スロベニアの国番号336+相手の番号※)
※スロベニアからかける場合と同様、電話番号の最初の「0」は不要

郵便

【郵便料金】
・ハガキ、封書(15gまで):€1.25
日本まで約1週間で到着します
・小包(2kgまで):€40
・小包(2~5kgまで):€60
※小包の上限は30kgまで
日本までは約10-15日ほどで到着します

【郵便局の営業時間】
一般的に平日8:00~18:00、土曜は~12:00、日曜は休業
都市部の大きな郵便局では日曜日も営業している所があります

入出国

ビザ・パスポート

・ビザ:スロベニアではシェンゲン協定を完全実施しています。スロベニアで6ヵ月以内、合計90日までの観光目的の滞在ならビザは不要となっています。
・パスポート:入国時に3ヵ月以上の残存有効期間が必要です!出発前に必ず確認しましょう。

※※ビザ・パスポート等の情報は予告なく変更されることがございます。
必ず大使館、領事館または旅行会社でご確認ください。

【スロベニア共和国大使館 Embassy of the Republic of Slovenia】
住所:〒107-0052 東京都港区赤坂7-5-15 ※電話予約が必要
電話:03-5570-6275 FAX:03-5570-6075

入国手続き

日本からスロベニアへの直行便は現在ありませんので、最低一度は周辺国の各都市で乗り換える必要があります。ドイツ、スイス、フィンランド、オーストリアなどで乗りえる必要があります。
日本からスロベニアまでのフライト時間は乗り継ぎも含め約14-19時間ほどです。

【スロベニアへの入国】
①入国審査
イミグレーションカウンターでパスポートを入国審査官に提示して入国スタンプを押してもらいましょう。

②荷物の受け取り
搭乗した便名が表示されているレーンへ行き荷物を受け取りましょう。スーツケースは似たデザインのものが多いので取り間違えに注意しましょう。スーツケースにはネームタグをつけ、目印をつけておくのもよいでしょう。
もし荷物が見つからない場合や破損していた場合、荷物預り証を持って係員に相談しましょう。

③税関申告(必要がある場合のみ)
税関申告が必要な方は赤色のサインが出ている税関カウンターへ向かいます。酒やタバコの免税範囲を超えている場合は、申告が必要です。申告するものがある場合は、検査台へ進み検査を受けます。
申告するものがない場合は緑色のサインが出ている出口へと向かいましょう。

出国手続き

【出国準備】
個人で旅行の方は、出発の72時間前までに帰国便の確認をしましょう。再確認が必要でない航空会社もあるので事前に旅行会社または航空会社に確認しておくとよいでしょう。
また、搭乗便出発の48時間~1時間前(航空会社によって違いあり)からインターネットでチェックインができるサービスを行っている航空会社も多くあるので事前に確認することをお勧めします。事前にチェックインしておくと当日スムーズに出国手続きができます。

①搭乗手続き
利用する飛行機の便名・時間を案内板で、チェック(搭乗手続き)している場所を確認します。カウンターへ行きチェックインと手荷物でない荷物を預けます。(事前にwebチェックインを利用しチェックイン済みの方は荷物を預けるだけです)

②出国審査
出国審査のカウンターへ行き、審査官にパスポート、搭乗券を提示します。本人であることが確認されたら、パスポートに出国スタンプが押され返却されます。

③手荷物検査
機内持ち込みの荷物検査、ボディチェックがあります。機内持ち込み禁止物や液体類については規制があるので注意が必要です。時間によっては混み合う場合があるので余裕をもって行きましょう。

④搭乗
飛行機の離陸予定時間30分前に搭乗が始まります。乗り遅れないようにしっかりと時間に余裕をもって行動しましょう

スロベニアの交通事情

リュブリャナ以外のスロベニア国内への移動は、バスか鉄道での移動になります。

バス

バスの時刻表は、Avtobusna postaja Ljubljana (リュブリャナバスターミナル)のWebサイトで確認できます。
バスのチケットはバスターミナルのチケットカウンターで購入するか、運転手から直接購入することができます。

鉄道

鉄道の時刻表は、Slovenske zeleznice (スロベニア鉄道)のWebサイトで確認できます。
乗車する駅の窓口が開いている場合には、必ず窓口でチケットを購入しましょう。乗車すると車掌さんが検札に来るので、チケットを見せます。
もし乗車する駅の窓口が閉まっている場合は、車掌さんが検札に来たときに行き先を告げればその場でチケットを購入できます。

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