イスラエルの交通手段

イスラエルではバスが主流。交通網は整備もしっかりしており、四国程度の小さな面積ということもあり、一部砂漠などのスポットを除いて行きたいところはほぼバスで行ける。
ここ10年で鉄道がかなり充実してきたイスラエルだが、全土をカバーしているわけではなく、バスよりも時間がかかる場合が多い。
その他、シェルートと呼ばれる乗り合いバン、タクシーもある。
物価が他の中東諸国よりも高いイスラエルだが、国の方針で交通費は安く設定されている。

中・長距離バス

本数が多く国内全土に路線がめぐらされている。
国内で圧倒的なシェアを誇るのが「エゲッドバス」。バスステーションの切符売り場や、運転手から直接切符を購入できる。
発射時刻は正確。車両は概ね新しく清潔。
空港、エルサレムやテルアビブ、エイラットなど各主要ポイントはほぼ全てバスでいける。
エルサレムから最南端のエイラットまでは約4時間半。73NIS。

シェルート

バンのようなタイプで、タクシーとバスの中間的な存在。エルサレム-ベングリオン空港などの中距離や、市内の短距離を運行する。
バスに比べれば少し高い。所要時間が短い(速い)ということと、ルート上の好きなところを指定して降りることができるのが長所。
運転席の前にルートの番号(行き先)を掲示しているので、番号を見て手を上げれば止まってくれる。
降りるときは簡単な英語で降りたい意思を伝えればOK。
大概の運転手は荒っぽい運転をするし、座席もバスに比べれば窮屈ではある。
ベングリオン空港からエルサレムまで45分、62NIS。

鉄道

近年路線が増え続けているイスラエルの鉄道だが、路線図の掲示などもなく、ヘブライ語表記などもあり旅行者にとっては若干分かり辛いのが難点だが、清潔で快適な乗り心地。
ベングリオン空港-テルアビブ-ハイファ-アッコ-など、北西の地域なら比較的使用しやすい。30分~1時間おきに出ている(普通と急行があるので注意)。
テルアビブからハイファまで約1時間、28.5NIS。

タクシー

初乗りは11NISから1kmごとに加算される。
メーター製が義務付けられており、必ずタクシーにはメーターがある。
中には悪いドライバーもおり、メーターの故障を理由に料金を交渉したり、希望する目的地以外の場所を勧めてきたりするということもあるので、そういった場合はその場で降りるなり、毅然とした対応をとること。
もちろん悪いドライバーばかりではない。気さくなドライバーに出会えたら情報収集することもできる。

市内バス

バス停にはいくつか番号が記載されており、複数のルートのバスが来る。あらかじめ何番のバスに乗るか確認し、その番号のバスが着たら手を上げて乗る意思を表示する。
運転手からチケットを買い、降りるときは車内の赤いボタンを押す。比較的言葉が不要な移動手段。清潔な車内で、音楽もかかっており快適。
市民の足として利用されており、兵士やお年寄り、学生などが乗るので、現地の生活を感じ取ることができる。
シャバットの時間帯は運休になるので要注意。

レンタカー

21歳以上で運転経験1年以上、国際免許所持、クレジットカード所有の条件で乗ることができる。イスラエルは日本と同じ右側通行だが、信号のシステムが若干違っていたり、割り込み当たり前の荒っぽい運転が多いので、あまりお勧めはしない。
ネゲブ砂漠などバス路線が網羅していないエリアは利用価値があるかも。
料金は概ね1週間単位で、一日約60USDくらいから。




Photos by Marcel Masferrer Pascual http://www.flickr.com/photos/palestina/, Golf Bravo http://www.flickr.com/photos/golfbravo/, Shlomi Fish http://www.flickr.com/photos/shlomif/, StateofIsrael http://www.flickr.com/photos/86083886@N02/

SNSでシェア!

このエントリーをはてなブックマークに追加