スイス~Switzerland~

ヨーロッパ中西部、フランス、ドイツ、オーストリア、リヒテンシュタイン、イタリアと国境を接する内陸国しているスイス!
スイスといえば日本でも有名な「アルプスの少女ハイジ」を思い浮かべる方が多いのではないのでしょうか・白い山と一面に広がるお花畑、青い澄み切った空が作りだす美しいアルプスの風景...ハイジのアニメそのままの世界が今もスイスにはあります♪その一方でスイスはヨーロッパ金融市場の中心でもあります!時計、医薬品な高付加価値製品の製造、輸出国としても有名で国民所得はヨーロッパでもトップクラス!
また、スイスはミルクチョコレートを開発した国でもあります☆スイス国民の1人あたりのチョコレート消費量はなんと世界一!日本のおよそ6倍あるそうです。そんな美味しいスイスのチョコレートはお土産にも最適です★

面積は九州より少し大きい程度のスイスですが、なんとドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4つの公用語が使われています。そのためお札や食品などの成分表示等も4か国語で表記されているんですよ★4か国語を公用語としているように文化が融合した国際的な都市があるのも特徴の1つです。
地形や気候、文化によって様々な風景を楽しめる素晴らしい国です。

★☆おすすめエリア・見どころ☆★

チューリッヒ~Zurich

ローマ時代から栄えた歴史を持つスイス最大の都市「チューリッヒ」!名所や史跡が多い中、スタイリッシュなカフェやレストラン等のお店が続々とオープンし、流行の発信地にもなっています☆また、美術館や劇場などの文化施設も多く様々なイベントがいつも開催されています!
チューリッヒは経済の中心を担う金融都市でありながら、中世の建物が並ぶ小さな町の魅力も兼ね備えている魅力的な街です。徒歩での観光もできますが、市内をくまなく走るトラムやバスを利用すると便利です。

【グロスミュンスター】
11〜13世紀に建設され、16世紀にはドイツ語圏スイスの宗教改革の中心となったステンドグラスが見事な教会。
フラウミュンスターと向かい合うようにリマト川の対岸に位置しています。創建はカール大帝のころと言われ11世紀から12世紀初頭にかけて建造されました。古い回廊や彫刻の残るロマネスク様式の教会で、アウグスト・ジャコメッティ作のステンドグラスなどを見ることができます。また塔に上れば、チューリヒの街が一望できるパノラマビューが楽しめます。

【フラウミュンスター】
853年に建てられ、12〜15世紀にゴシック様式に改修された寺院。
フラウミュンスターは853年に東フランク王国のルートヴィヒ2世が娘のヒルデガートのために女子修道院として健立しました。11世紀には、かなりの権利を得たの修道院ですが、その歴史も長く続かず1524年11月30日には閉鎖されました。後の12~15世紀ごろにはゴシック様式の教会になりました。そして20世紀になってから、シャガールが手掛けた美しいステンドグラスが取り付けられ今でも多くの観光客が訪れる人気の観光スポットになっています。

【ラインの滝】
チューリッヒから列車で約1時間のシャフハウゼン近郊にある観光スポットがラインの滝です。
スイスアルプスを源にドイツに流れていくライン川の中で、ホッホラインHochrheinと呼ばれる地方にあるヨーロッパ最大の滝です。高さは約23メートルしかないが落差23m、横幅が約150メートルもあります。夏期には毎秒平均60万リットルの水が勢いよく流れています。雪解けシーズンの春が最も水量が多く、この滝を利用した水力発電が19世紀後半より始められています。また、遊覧船も出されており、滝の近くまで接近することが可能です。スイスの観光名所として密かに人気を集めています。

★☆★チューリッヒのおすすめイベント★☆★

・エキスポヴィーナ(ワインフェア)【毎年10月の終わり~約2週間開催】
チューリヒ湖畔の港、ビュルクリプラッツBürkliplatz に停泊した12艇の船を会場にしてスイス最大規模のワインフェア!毎年規模が拡大され、現在では約8万人が訪れるイベントになっています♪展示スペースに設置された約160のブースで、約4,000種類、約15,000本のワインがティスティングできます。

・シンギング・クリスマスツリー【11/20頃~12/23まで】
バーンホフシュトラッセ(駅前大通り)で、約10年前から始まり、恒例の人気イベントとなった『シンギング・クリスマスツリー』!聖歌隊がツリーの形になって歌うもので、期間中には毎日(週末は1日2回)の演奏が予定されています☆

・ストリート・パレード【2015/8/29】
チューリヒが大音響の音楽に包まれ、世界中から集まった人の波であふれるビックイベント「ストリートパレードStreet Parade」!トランス、テクノ、ハウス、ゴアなどの音楽に合わせてみんなでダンスを楽しみましょう♪毎年チューリヒ湖畔の各所に設置される特別ステージには、スイス、日本、イギリスやアメリカなど各国で活躍している世界のトップDJが集結します!


ジュネーヴ~Geneva

スイスの西の端、周りをフランスに囲まれたレマン湖という大きな湖のほとりにあるフランス語圏の街「ジュネーヴ」!ジュネーブはスイスフランス語圏の中心都市であり、国連をはじめとする多くの国際機関が集まる国際都市です。
ジュネーブでは美しい景観とアルプスのパノラマが目の前に広がり、ローヌ川の左岸には、ショッピングセンター、オフィス街、そして小高い丘の上に長い歴史と文化を物語る旧市街地があります。右岸には、国連ヨーロッパ本部を始め、国際赤十字本部など数々の国際機関があり、多くの国際会議の開催地としてしられています。

中世からの町並みも残るジュネーヴはレマン湖の大噴水など美しい観光スポットが点在し、また日帰りでアルプス、モンブランの観光ができる年中外国人観光客の姿が絶えない大人気の街です。

【レマン湖】
スイスの南西部、フランスとの国境に接する三日月形の湖が「レマン湖」です。面積の約2/5がフランス(オート=サヴォワ県)に属し、約3/5がスイス(ヴォー州、ジュネーヴ州、ヴァレー州)に属しています。スイスでは一番大きな湖で、その面積(約580平方キロメートル)は琵琶湖より少し小さいくらいの大きさです。
また、ジュネーブでは湖面から約140メートルもの水柱が上がる大噴水が街のシンボルになっています。この噴水は5~9月の強風の日をのぞく毎日見られるが、とくに噴水の向こうにモンブランを望むモンブラン湖岸通りからの眺めは特に美しい。
湖畔にはジュネーブをはじめローザンヌ、モントルーといった街やリゾート地が点在し、定期船や観光遊覧船が運航しておりスイスで人気の観光名所の1つです。

【国際連合 ヨーロッパ本部(パレ デ ナシオン)】
国際連合 ヨーロッパ本部はレマン湖を見下ろす高台のアリアナ公園にあり、建物内外は各国から寄贈された記念品で飾られています。ジュネーヴにある国際連合事務所は4つの主要事務所のひとつで、ニューヨークの国連本部に次いで2番目に大きい事務所です。約1時間のガイドツアーが開催されており館内の見学も可能です。滅多に見れることのない国際連合事務所内を見学できることもあり人気の観光スポットの1つになっています。

【サン・ピエール大聖堂】
旧市街の真ん中、尖った塔が目を引くこのサン・ピエール大聖堂は、1160年に建築が開始され1232年に完成しました。その後、幾度となく改築・増築されたため、さまざまな様式が混在しています。1536年から30年近くもの間カルヴァンが説教を行ったことでも有名です。また、地下にはヨーロッパ最大級の考古学発掘展示施設になっておりサン・ピエール大聖堂建築以前にあった宗教建造物の基盤を見学することができます。CHF4を払うと北側の塔へ上ることができ、狭くて急ならせん階段を上りきると、レマン湖とジュネーヴ市街のすばらしいパノラマが360度見渡すことができる人気の観光スポットです。

★☆★チューリッヒのおすすめイベント★☆★

・エスカラード【12月第2金曜〜日曜】
冬のジュネーヴのメインイベントといえば400年の歴史を誇る『エスカラード Escalade 』!1602年、サヴォイア公(サヴォワ)との戦いに市民が一丸となって勝利したことを祝う伝統の祭りです。
期間中には各地で特別展示などが開催されるほか、スープやホットワインなどの屋台も立ち並び、多くの人で賑わいます。最終日の日曜には1000人以上の市民が兵隊やギルド、農民など当時の衣装を身にまとい、たいまつの灯りとともに街をパレードしていきます。

・ジュネーヴ国際モーターショー【毎年3月初旬ごろ~】
自動車メーカーが各社自慢の車を展示し紹介するモーターショー。 世界各国で数多く開催されるモーターショーの中でも、アメリカのデトロイトとともに、とくに重要とされているのが、ジュネーヴ国際モーターショーです!1905年にスイス国内で開催された初のモーターショーに始まる100年以上の伝統を誇っています。


ベルン~Bern

湾曲するアーレ川に囲まれた土地をいかして1191年ツェーリンゲン公ベルヒトルト5世によって造られた町「ベルン」。。旧市街には、12世紀の城壁を基礎とする時計塔や16世紀建造のアーケードなどがあり、美しい中世都市の雰囲気が漂っています。また、スイス連邦の首都として便利な近代都市の機能も兼ね備えています。質の高い美術館や博物館も多く、ヨーロッパ最長ともいわれる石造りのアーケードや地下のケラー等の個性的な店も集まっておりショッピングも楽しめます☆

公園や庭園などの自然が多いベルンは四季折々の異なる雰囲気を味わうことができる魅力的な街です。

【時計塔】
ベルンの時計塔「ツィットグロッゲ」は世界文化遺産に登録されているベルン旧市街の目抜き通り、クラム通りとマルクト通りの境の地点に位置しています。1191~1256年の間は市の西門として機能していましたが、1405年に大火に遭い破壊されその後16世紀に再建されました。1530年にぜんまい式時計が取りつけられるまでは手で鳴らされていました。毎時4分前から天文時計の横で鶏が鳴き、道化師の人形が鐘を鳴らし、熊の行列が現れます。時を知らせる鐘、塔の時計、仕掛け、天文時計はすべて一つの装置によって作動しており、時刻の他に曜日、日にち、月、星座、月に位相も表示している。基本的に石の重さによって5つのメイン歯車が28時間動き続ける仕組みで、約450キロの石は毎日ひきあげられている。

【ベルン大聖堂】
世界文化遺産に登録されているベルン旧市街にあるこの大聖堂は1421年に建てられとても古い歴史を誇っています。素晴らしいゴシック調の塔100mあり、スイスでも一番の高さを誇ります。高い塔と正面入口の上にある"最後の審判"の レリーフはこの大聖堂の必見ポイント。天国と地獄の様子が描かれていています。また大聖堂内部には5,040本のパイプを持つ巨大なパイプオルガンが あります。この100mの塔にも上ることができ、塔からはベルンの街が一望できます。

★☆★ベルンのおすすめイベント★☆★

・ゼラニウム・マーケット【毎年4月末ごろ~】
1937年からベルンでは毎年、市民を対象にバルコニーの花の美しさを競うコンテスト『ベルン・イン・ブルーメン(花のベルン)Bern in Blumen』が開催されていることもあり、市内各所でよく手入れされたバルコニーフラワーをみかけます。そんなベルンで春の風物詩となっているのが、4月末(または5月初め)に開催される『ゼラニウム・マーケット(ゼラニウム市)』

・ベルン・ファスナハト【毎年3月はじめ】
中世の時代、大規模なファスナハト(カーニバル)がおこなれていたベルン。宗教改革により禁止された伝統が復活したのは1982年のこと。現在では、毎年、灰の水曜日の後の木曜日から土曜日(日曜の夜)まで開催される、スイスで3番目に大きなカーニバルとなっています。


ルツェルン

スイスの中央に位置するルツェルンは、美しい湖と奥に連なるアルプスの山、中世の建物がつむぎだす絵画のような風景で人々を魅了する古都です。丘陵と湖に囲まれた美しい風景が魅力的なルツェルンは高級なリゾート地としても知られています。
有名建築家が手がけた近代建築や新しいホテル、ショップなども続々とオープンする一方、世界トップクラスの演奏家が集結する国際音楽祭や数々のイベント等、文化都市として常に進化しています。

【カペル橋】
カペル橋は、スイスのルツェルンを流れるロイス川に架かる橋です。14西域前半に建築されたこの橋はヨーロッパで最も古い木造橋であり、スイスの主要な観光スポットの一つになっています。
橋の内側には17世紀に描かれたルツェルンの歴史についての一連の絵が描かれています。 また、橋に隣接して、8角形でレンガ造りの高さ43mの水の塔があります。この塔はかつて監獄や拷問部屋として使用されていましたが現在は、大砲協会のギルドホールとして使用されている。 今では塔と橋はルツェルンのトレードマークになっていて毎日多くの観光客が訪れています。

【氷河公園】
氷河公園はルツェルンの町からは少し郊外にある、 ライオン記念碑の横にある博物館です。2万年前の深さ9.5mの渦巻き状の穴や氷河によって運ばれてきた石などが展示されています。また、併設されている氷河博物館では、復元した昔のスイスの山小屋や氷河作用の史実な模型、博物館の庭には展望塔もあります。個の博物館では2万年前の亜熱帯気候だった時代からその後に訪れる 氷河期までの変化を垣間見ることができます。国立天然記念物に指定されている程の貴重な博物館です。

【リギ山】
リギ山はスイス中部、ルツェルン州とシュウィーツ州にまたがる標高約1797mの山です。14世紀にはすでに文献に登場していた山ですが「リギ山」と名付けられたのは17世紀になってからです。ラテン語で "山の女王(Regina Montium)"と呼ばれたことから「リギ山」と名付けられました。現在は、アルト・ゴルダウからとフィッツナウからの登山鉄道とヴェッギスからの空中ケーブルと3方向からのアクセスが可能です。それぞれ異なった風景を楽しむことができるので、上りと下りを別ルートで組み合わせるのがおすすめですよ♪

【ピラトゥス山】
ピラトゥス山はスイスのルツェルン南西に位置している標高2070mの山です。山頂へのアクセスはアルプナッハシュタットから世界最急勾配のラックレール式登山鉄道で上るルート(冬季運休)と、クリエンスから反対斜面を空中ケーブルで乗り継いで上るルート(通年)の2つがあります。山頂には1890年建立という歴史を感じるノスタルジックな「ホテル・ピラトゥスクルム」と、新しく建てられた「ホテル・ベルビュー」という2つのホテルレストランがあり宿泊すれば美しい朝日や夕日に染まる山々を存分に楽しむことができます。

★☆★ルツェルンのおすすめイベント★☆★

・ルツェルン・ファスナハト
カトリック教徒の多い都市として知られるルツェルンは、中世から続く長い伝統のカーニバルで有名です。カーニバルの祭りは、四旬節前の木曜日の早朝5時にフリッチファーターの一団が登場し、大きな音を鳴らしてスタートします!

・ルツェルン・フェスティバル(夏)【毎年8月中旬ごろ~】
1938年、ルツェルン湖畔のトリプシェンにあるリヒャルト・ワーグナーの邸宅前で開かれたアルトゥーロ・トスカニーニ指揮によるガラコンサートに始まった伝統の音楽祭。毎年、ある作曲家や演奏家、テーマにスポットをあてて企画される話題のプログラムのもと、世界トップレベルのコンサートをお楽しみいただけます。

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