国内の交通

都市間の移動は主に飛行機、フェリー、バスによる移動になります。 マニラとセブをハブに各都市に向けた航空路線があり、主要都市間を走る長距離フェリーも多く就航しています。 料金の安い長距離バスでも主要都市間、都市から周辺の町への便利な移動手段です。 鉄道はルソン島の一部にあるだけで、長距離移動にはあまり向きません。フィリピンは多くの島々により構成されており、島と島を結ぶのもフェリーの大きな役割です。

空路

国内の主要都市はほとんどがマニラまたはセブと空路により結ばれています。 就航している航空会社も多く、マニラ、セブ間の場合毎日30便以上運行されています。
日本からの国際線はマニラのニノイ・アキノ国際空港またはセブのセブ・マクタン国際空港にそれぞれ直行便が就航しており、国内線への乗り換えが出来ますが、マニラのニノイ・アキノ国際空港での乗り継ぎの場合、航空会社によりターミナルが異なっており、乗り継ぎがが非常に不便な場合があります。国内線はフィリピン航空の他、セブ・パシフィック航空、エアフィル・エクスプレス、ゼストエアウェイズ、シーエアなどの航空会社により運行されています。

海路

空路と同様に海路も非常に発達しており、島と島の間のフェリー、主要都市間をクルーズするカーフェリーの他、スーパーキャットなどの高速艇も各地で就航しています。 マニラ、セブ間は長距離カーフェリーにより24時間で結ばれており、のんびりとしたクルーズを楽しむこともできます。
長距離フェリーはルソン島のマニラ、パラワン島のプエルト・プリンセサ、ネグロス島のバコロド、セブ島,ならびにミンダナオ島のカガヤン・デ・オロ、サンブアンガを結んでいます。

長距離バス

長距離バスはマニラからほとんどの都市に向けて走っています。 マニラのあるルソン島から北はルソン島の北端まで、南は、フィリピンの最南端の都市ゼネラル・サントスまでの路線があり、ルソン島とサマール諮、レイテ島とミンダナオ島の間はフェリー航路によりつながります。マニラの長距離バスターミナルは運行会社ごとにターミナルの場所が異なりますので利用する場合は乗車ターミナルを事前に調べておきましょう。 長距離バスには、エアコン付のバスと、エアコン無しのバスがあり、それぞれで運賃が異なります。エアコン付のバスに乗車する場合は、上着を一枚持参してください。 フィリピンのエアコンバスの車内は寒いくらいエアコンが効いています。 また、最近の長距離バスは無料のWifiを装備しているものも多くあります。

道路

マニラ南部、ニノイ・アキノ国際空港近辺からカビテ州を結ぶ高速道路、サウス・スーパーハイウェイが、ケソン市からパンパンガ州に伸びる高速道路、ノース・スーパーハイウェイがあり、近年SCTEXやSkywayなどの路線が開通していますが、マニラを抜ける高速道路がなく、すべての道路がマニラに集中するような構造で慢性的な交通渋滞が発生します。
また、ルソン島以外の島には高速道路はなく、バス同様に長距離の移動の場合、ふぇりーを利用することになります。

鉄道

フィリピンの国有鉄道はマニラからルソン島南部のレガスピまでの474Kmの区間で営業をしています。ビコール・エクスプレスという夜行列車がこのマニラ、レガスピ間を所用時間12-13時間で1日1往復の運転を行っているほかは、マニラ周辺での通勤電車の運行を行っています。

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