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中国系アメリカンの歴史を記録
1963年に創られた中国歴史協会は、中国からの移民や中国系アメリカ人の、歴史の記録と文化遺産保存のために設立された非営利団体。合衆国大統領(第36代L・ジョンソン)を名誉会員に迎えた、最初の中国系アメリカ人の協会だ。
この協会の地下に小さな博物館があり、中国移民の歴史を写真と展示物で紹介している。1850年代初頭の移民の頃から現在まで、6つの時期に分けられたパネルを見ていくと、アメリカ社会に根付くまでの中国系移民の苦難の歴史を感じる。そのほかにも、中国仏教の祭壇や祭りに使われた竜の頭などの展示物がある。
■住所:965 Clay St.(at Stockton St.)■TEL:(415)391-1188
※現地の電話番号になります。日本からおかけの場合は、
アメリカへの電話のかけ方をご参照ください。
■開館時間:火~金12:00~17:00
■定休日:土日月、おもな祝日
■料金:大人$3、シニア・学生$2、6~17歳$1。毎月第1木曜は無料
パリのノートルダム寺院がモデルといわれている
ノブヒルの頂上にあり、キリスト教監督派の全米の教会のなかでも3番目の大きさを誇るグレース大聖堂。ゴシック建築の荘厳な建物だ。ゴールドラッシュの1849年に建立されたが、1906年の震災で焼失、現在の建物は1964年に完成したもの。ローマカトリックとプロテスタントの中庸をいくという教会でもある。聖堂内は、両壁の見事なステンドグラスから差し込む薄日に照らされ、昼間でも外の喧噪がうそのような静寂に包まれている。入口にある、キース・ヘリングがエイズ撲滅を願って制作した作品『キリストの生涯The Life of Christ』は、一見の価値あり。1989年にエイズを患い亡くなる2週間前に完成した彼の最後の作品だ。建築や教会の歴史に興味のある人は、無料見学ツアーも行われているので参加するといい。
■住所:1100 California St.■交通アクセス:[ケーブル]パウエル~メイソン線のCalifornia St.とPowell St.との交差点で下車。ここから西へ徒歩約2ブロック。またはカリフォルニア線でグレース大聖堂前下車■TEL:(415)749-6300
※現地の電話番号になります。日本からおかけの場合は、
アメリカへの電話のかけ方をご参照ください。
■開館時間:月~金7:00~18:00、土8:00~、日8:00~19:00、祝8:00~16:00■注釈:ツアーは月~金13:00~15:00、土11:30~13:30、日12:30~14:00の間に行われる。詳しくは教会まで。
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