リスボン大聖堂は市内で最も古い教会です。大聖堂建設は1147年から始まり、建物は幾度も手を加えられ、幾度もの地震をしのいできました。異なる建築様式の混合で建てられています。
リスボン大聖堂は、三つの側廊のある十字架の形をした建物で、交差廊と主礼拝堂は回廊に囲まれています。教会は東側と回廊でつながっており、大聖堂のメイン・ファサードは要塞に似て、側面を防衛する2つの塔と銃眼付き胸壁をそなえています。この威圧的な相貌は、同時代の他のポルトガル国内にある大聖堂にも見られる特徴で、レコンキスタ時代の遺物であり、包囲された場合には敵を攻撃する拠点になりました。
17世紀の間に、祭器・祭服などの保管所がバロック様式で建てられ、1755年より後に主礼拝堂がネオクラシカル様式とロココ様式で再建されました。18世紀後半のポルトガルの彫刻家、マシャード・デ・カストロは、ゴシック様式のバルトロメウ・ジョアネス礼拝堂内にある華麗な小部屋を作り、20世紀初頭、大聖堂内側・外側からネオクラシカル様式装飾のほとんどが取り除かれ、大聖堂は中世の頃の姿を現しました。
※写真:トリップアドバイザー提供
名称 | リスボン大聖堂 / Lisbon Cathedral |
住所 | Largo da Sé, 1100-585 Lisboa, Portugal |
電話番号 | +351 21 886 6752 |
営業時間 | 9:00-19:00 |
休業日 | なし |
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