1999年に建てられたこの博物館の役割は、メキシコの暴力の歴史や、ホロコーストの生存者を支援するだけに留まりません。北米からサハラ砂漠以南のアフリカまでの全世界に広がる大虐殺や暴力への意識を高める役割も果たしています。
博物館はその名の通り、記憶と寛容の2つの主要なセクションに分かれています。記憶のギャラリーでは、ホロコーストやバルカン紛争、ルワンダ大虐殺のほか、カンボジア、グアテマラ、ダルフールの惨状を伝えています。寛容のギャラリーでは差別や偏見への言語がもたらす影響と、どのように違いを認め合うかを、よりグローバルなレベルで提示しています。人権や世界の葛藤の歴史や現状に興味のある方はもちろん、すべての方に訪れてみてほしい博物館です。
(写真:トリップアドバイザー提供)
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