ホーム > ホーチミンの楽しみ方一覧へ > チャイナタウン「チョロン」を観光
ホーチミン市中心から西へ約5km。市在住華人の大半が暮らすといわれる「チョロン」という地区がある。
(Cho Lon)=「大きな市場」を意味するこの地区の歴史は18世紀後半までさかのぼる。
あくまでエリアの通称であり、地図上の地名ではない。
チャイナタウンといっても他国の中華街のようなきらびやかで突然雰囲気の違う街並みになるわけではなく、街のそこかしこに漢字が見れる程度で、ベトナムに溶け込んでいるイメージ。
見所としては、発展著しい洗練されたホーチミン中心部にはない、素朴さとパワフルな熱気を感じられるところ。騒々しい街ではあるが、どこか懐かしい雰囲気がチョロンの魅力。
市内中心部を一通り回ってしまったのなら、是非訪れてみたい。
そんなチョロンの定番スポットをご紹介します。
チョロンの観光エリアの西の端に位置するので、ここから市内中心部の東へ帰るかんじで移動する。
まず、市内からここへはバスやバイクタクシーなども考えられるが、タクシーが無難。
例えばベンタイン市場からなら所要時間は約20分。8万ドン前後が目安。
ビンタイ市場はチョロンで一番大きな市場。全部見ようとするとちょっと疲れるかも。
ビンタイ市場から徒歩で街を散策。
公園沿いのハイトゥオンランオン通りを経由し、まずあるのが布問屋のエリア。
アジアンテイスト満載の布地が店先に並び、建物の中の店も含めると1000店以上がひしめく。
布問屋のすぐ近くにあるのが聖フランシスコザビエル教会。
ビンタイ市場から歩いているとすでに尖端が見えていて、街の中でも異彩を放つ。
ミサがない時間帯なら人があまりいないので、静かで一息つけるタイミング。
チャータム教会からちょっと歩くといかにも中華といった漢字の看板が目立つ漢方薬のお店が並ぶエリアにくる。
素人目にはなんだかさっぱり分からない漢方の原料などが陳列されている。
グエンチャイ通りを行き天后宮へ。
★途中で「媽祖天后廟」もあるのでチェック。
こちらも熱気あふれたチョロンの中で静けさを感じられるスポット。
線香の香りで心洗われる時でもある。
天后宮から少し歩くと、サータイ市場がある。
地元の小さな市場といったかんじだが、夕方以降なら周りに屋台が出るので、B級グルメスポットになる。
★映画「ラマン」で少女と中国人青年の情事のシーンの撮影に使われた場所としても知られる。
サータイ市場から少し距離があるので、疲れていればタクシーなどを利用する。
「アンドン市場」は地下1階~3階まで食料品からファッション、お土産まで網羅する巨大マーケット。
ビンタイ市場に比べれば近代的で、買いやすいかも。値段も市内中心のベンタイン市場より安い。穴場?
路上市場を挟んだ隣にあるのが「アンドンプラザ」。
ウインザープラザホテル併設で、突如として今どきの建物が現れる。ローカル色の強いショッピングプラザだが、カフェやコープマートなども入っている。
この辺りで中華色がなくなってきて「チャイナタウンの旅」が終わる。
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