バイーアのベネディクト修道会のメンバーが、リオデジャネイロ市民の1590年に設立されたサン・ベント修道院。教会と修道院が一体になった現在の建物は、17世紀に数十年かけて奴隷によって建設されました。
禁欲主義から意図的に控えめにされたシンプルなファサードとは対照的に、豪華に黄金で装飾されたバロック様式の内装はとても美しいです。木材の彫刻デザインはフレイ・ドミンゴス・ダ・コンセイソン、彫刻はアレクサンドレ・マチャド、絵はジョセ・デ・オリベイラ・ローサによって完成されました。しかし、彼らのほかに修道士たちも内装のデザインに参加していたことは驚きです。彼らは17世紀に完成後も90kgを超える巨大な銀のシャンデリアを追加していきました。
ミサで歌われる際などに使用されるパイプオルガンの管は、1773年から使われるものです。ミサは日曜10時から行われ、修道士たちが
グレゴリー聖歌を歌うのを聞くことができます。平日はもう少し早い朝7時半からミサが行われ、こちらでも歌を聞くことができます。場に相応しい格好をしていきましょう。
(写真:トリップアドバイザー提供)
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