昔スフォルツァ家が狩に使っていた森の一部から出来たセンピオーネ公園はミラノ最大の緑エリアです。サッカー場55個分の面積を占めて、スフォルツェスコ城からセンピオーネ大通りまで広がります。その歴史はナポレオン時代まで遡ります。その当時新しい住宅街になる予定だったこのエリアは、都市計画の変更に伴って急にミラノの初芝生式公園に。さらにナポレオンの勝利をほめたたえて、白い大理石の凱旋門(ARCO DELLA PACE)が公園の北西門前に建てられました。1859年にミラノがイタリアに統一された時、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世が凱旋門を通って初代イタリア王として市内に入りました。
906年のミラノ万博の際に、センピオーネ公園が再び主役をはたします。スイスとイタリアをつなぐ新しいトンネルが出来たため、ミラノが万博の開催都市として選ばれて、そして多くの万博施設が公園の敷地内に作られるようになりました。とくに有名なのは、のちのミラノ・トリエンナーレとなったパラッツォ・デル・アルテと北東門近くにあるアレーナ・チヴィカ運動場(FCインテルが最初に使ったサッカー場として知られています)。また、同じ頃に出来たミラノの唯一のス水族館もセンピオーネ公園にあります。
センピオーネ公園(PARCO SEMPIONE) | |
毎日:6時30分~21時(夏は23時30分) | |
入場料 | 無料 |
とても大きな公園で、いくつもの入り口があります。スフォルツェスコ城やM1・M2カドルナ駅は一番行きやすいです。また、M2ブレーラ・ランツァ駅もとても近いです。
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