ボヤナ教会はブルガリアの首都ソフィア郊外のボヤナ地区に建っているブルガリア正教会の教会堂です。教会は、それぞれ11世紀、13世紀、19世紀半ばといった、3つの時期にわたり建設されました。教会の東部はアプスが一つと壁の一部となる柱がある十字型の構造となっています。最も古い壁画層は12世紀のものです。13世紀に、当時ソフィアの地方の領主だったカロヤン伯爵(セヴァストクラトル)と夫人デシスラヴァの資金で、後には霊廟に使うために2階建ての部分が増築されました。修復工事で名前が明らかになった二人の画家、ヴァシリエとディミタルが旧部分の壁画の上、そして新築の2階建てに壁画を描いたといわれています。
その後、第2次ブルガリア帝国の下で13世紀に中央棟が加えられました。西翼がさらに拡張され、現存する形が完成したのは19世紀半ばです。それぞれの時代の姿をとどめつつ美しい調和を保っているこの教会は、1979年にユネスコの世界遺産に登録されました。
教会内での撮影は禁止されていますが、教会のお土産店では、絵葉書、本、CD、DVD、お土産、ボヤナ教会などの名所を紹介したパンフレットを販売しています。
※写真:トリップアドバイザー提供
名称 | ボヤナ教会 / Boyana Church |
住所 | 13.5500 ha Boyana district, Sofia |
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