ソンクラーンはタイの旧正月にあたる4月13日から15日に行われる伝統的な儀式で、元々は仏像に水を掛けたり、年少者が年長者の手に少量の清めの水を掛けたことが始まりで、現代においてはタイの最も暑い時期にあたることから、「全身に水を掛けるお祭り」=「水掛祭り」に発展したと言われています。更にこのソンクラーン期間中は年長、年少の区別無く無礼講で誰にでも水を掛けて良いという独特の文化に発展し、4月の一大イベントとなっています。現代では水を掛ける以外に白い粉を水で練ったものを顔や腕に塗るという習慣もでき、ソンクラーン期間中は町が水と白い粉で一杯になります。
特にシーロム通り、カオサン通りなどには水掛祭りを楽しむためにタイ人、外国人を問わず多くの人が集まり、大変な賑わいとなります。シーロム通りは夕方5時頃から車両の進入が規制され歩行者天国となるため、連日数万の人が訪れ水を掛け合いながらタイの新年を祝います。その賑わいは深夜12時頃まで続き、道路が水浸しになるほどです。
カオサンは22時まで、しかもアルコールの販売も禁止という規制もあり、現在規模的にはシーロム通りが最大となります。その他セントラルワールドプラザ前の広場もソンクラーン用に開放され、やはり多くの人が水掛祭りのために集まってきます。
反面、沢山の人が故郷に帰省することもあってバンコク市内は車が少なくなり渋滞もなく、昼間の移動はとてもスムースです。
ソンクラーン、水掛祭りに参加する際は濡れても良い格好と携帯電話やカメラなどの電子機器を水から守る準備が必要です。
タイ・バンコクが最も暑くなるこの時期、ソンクラーンに参加して全身水浸しになりながらタイの新年を祝うのも良いでしょう。
参加する方は是非水鉄砲などをご用意の上、ソンクラーンをお楽しみ下さい。
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