エリア:メキシコシティ チャプルテペック/ ポランコ地区 ジャンル: 世界遺産 観光名所・旧跡 博物館・美術館・劇場
チャプルテペック公園にほど近い場所に、ルイス・バラガン邸はあります。世界的に有名な建築家で、世界遺産にも指定される彼の建築物ですが、あまり知名度は高くないようです。それは、彼がメキシコでしか建築をしなかったからです。
彼の仕事場兼自宅として建設されたこの建物は、ミニマリズムの建築で外から見ると窓がいくつか付いた打ちっぱなしのコンクリートの高い壁で出来きています。伝統とモダニズムの要素を合わせた彼のデザインの元となったのは、少年時代メキシコのグアダラハラで父親と過ごした牧場であり、ヨーロッパ旅行で衝撃を受けた若かりし頃のル・コルビュジエの作品でもあります。
彼の建築の特徴として、自然光の採り入れを挙げることが出来ます。光の入る角度によって表情を買えるデザインは一見の価値があります。バラガン邸の内部はピンクと黄色の色使いがされていて、壁や反射板を用いて効果的に太陽の光を集めたり、拡散させて、空間に異なる光の表情を演出しています。玄関やダイニング、居間やアトリエ、木々が1年中生い茂る庭や屋上など多くの見どころがあり、建築ファンならずとも、世界遺産にまで登録された彼のデザインを見る価値があります。見学には予約が必要です。メールまたは電話にて予約しましょう。
連絡先:
casaluisbarragan@gmail.com
(写真:トリップアドバイザー提供)
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