国内やヨーロッパ大陸への移動

イギリス国内やヨーロッパ大陸への移動には鉄道や飛行機、長距離バス、レンタカー、フェリーなどさまざまな選択肢がある。
特に「鉄道王国」と呼ばれるイギリスでは鉄道での移動が速くて便利である。イギリス国内には細かく民営化された28社ほどの鉄道会社がありナショナルレール(National Rail)として、ロンドン近郊・イングランド南東部・中部・北部・ウェールズ・スコットランドなどの地域ごとに運営している。また、ユーロトンネル開通以降、ヨーロッパ大陸へもユーロスター(Euro Star)と呼ばれる特急列車での移動が可能になった。ユーロスターの主な行き先は、パリ(フランス)・ブリュッセル(ベルギー)である。ユーロスターは完全予約制かつ価格変動性のため早めの予約を。

ユーロスター
St. Pancras Station

周囲の島々への移動には飛行機が活躍

スコットランド、北アイルランドやブリテンアイランド周囲の島々への移動には飛行機が活躍する。
格安航空会社による値下げ競争により、数ポンドで航空券を購入できる場合もある。Easy Jet、 Ryanair、 Flybeなどが有名。ロンドンにはヒースロー(Heathrow)、ガトウィック(Gatwick)、スタンステッド(Stansted)、ルートン(Luton)およびロンドンシティ(London City)空港があり、国内はもちろんヨーロッパ大陸への飛行機も数多く飛んでいる。

ゆったりした旅程の場合は長距離バスが活躍

ゆったりした旅程の場合は鉄道より安価で乗り換えの心配もない長距離バスが活躍。
イギリスでは、長距離バスはコーチ(Coach)と呼ばれ、ロンドンのビクトリアコーチステーション(Victoria Coach Station)では毎日多数のコーチが国内全土へと出発している。人気の長距離路線は前日までの予約を。

自由度を重視するならレンタカーがおすすめ

空港や主要国鉄駅構内にカウンターがあり国際免許証と日本の運転免許証、クレジットカードの提示とサインのみで借りられる。ただし絶対数が多くなく(特にオートマティックカー)、繁忙期には早めの予約を。イギリスは日本同様「右ハンドル左通行」であるが、交差点が信号式でなくラウンドアバウト(ロータリー)式であるところが多いので注意が必要。ヨーロッパ大陸へはユーロトンネル(電車に乗用車を搭載)を利用して安価に旅行が可能。

島国イギリスにはフェリーで渡るルートも多数。最短はドーヴァー(Dover)からフランスのカレー(Calais)。 遠くは北欧やスペインへの便もある。 

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