エリア:パレルモ(シチリア) ジャンル: 観光名所・旧跡
典型的なアラブ・ノルマンディ様式の教会。5つの赤い天蓋を載せた外観がかわいらしい。
起源は6世紀、アラブ統治時代。当時はモスクとして使われていた。1136年ごろ、ルッジェーロ2世の元、キリスト教会に改修された。その後1882年に再び改修され、現在の姿に。
内部は単廊式。がらんどうとも言えるほど、何もない。右翼廊の先にある、長方形の部屋がモスクとして使われていた部分だと言われている。そこの壁には、12世紀のフレスコ画『聖母子と諸聖人』が、かすかに姿をとどめている。
中庭には南国ムード漂うサボテンやオレンジ、椰子が植えられている。その緑を囲む回廊がとても印象的な教会だ。
近隣情報