サンタ・クローチェ教会
        Chiesa di Santa Croce  
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エリア:フィレンツェ:南部   観光スポットジャンル: 世界遺産   教会・聖堂   観光名所・旧跡

  観光の特徴: 必見!   歴史・文化   カップル   ファミリー   マニア   子供連れ   ひとり旅   シニア   グループ

写真ギャラリー(6枚)

  • 世界遺産   教会・聖堂   観光名所・旧跡

  • 5 EUR ~

アッシジのフランチェスコ修道士によって建造された教会

12世紀にアルノルフォ・ディ・カンビオが設計し、276もの偉大な人物らの墓や墓碑が置かれフィレンツェのパンテノンとも呼ばれる。13世紀末に完成した教会は多数の貴重な芸術作品を所蔵しておりゆっくりとその歴史を追ってみたい。ネオゴシック式の教会前にはダンテ像が置かれ、その前方にはフィレンツェで一番古いサンタクローチェ広場がひろがる。教会内は3つの廊からなっており、右側にはミケランジェロの墓、ダンテの慰霊碑、カノーヴァのヴィットーリオ・アルフィエリの墓、その先にはマキャべッリの墓、つづくドナテッロの”受胎告知”などは必見。さらにバロンチェッリの礼拝堂や13世紀の聖具室そばにあるメディチ家の礼拝堂に飾られたアンドレア・デッラ・ロッビアの美しいレリーフは見どころ。ジョットの聖フランチェスコの生涯のストーリーを描いた一連のフレスコ画も必見。

①ダンテの像(La Statua di Dante)

教会向かって左手にあるエンリコ・パッツィ作ダンテ像は、1865年詩人生誕600年の祝祭に置かれたもの。

②ミケランジェロの墓(Tomba di Michelangelo)

右廊の1つ目と2つ目の祭壇の間にあるヴァザーリによって設計されたルネッサンスの巨匠の墓。上部の3つの彫刻はバッティスタ・ロレンツィによる”絵画”(ミケランジェロの胸像も制作)、ヴァレリオ・チョーリ作”彫刻”、ジョヴァンニ・デッロぺラ作”建築”を表し擬人化したもの。周囲のフレスコ画はジョヴァン・バッティスタ・ナルディーニによって描かれた。

③ガリレオ ガリレイの墓(Tomba di Galileo Galilei)

左廊すぐ最初の祭壇の先にある。同墓には彼の弟子だったヴィンチェンツオ・ヴィヴィアーニも眠っている。墓はジョヴァン・バッティスタ・フォッジーニ作の胸像と、その下方両脇にはヴィンチェンツオ・フォッジーニによる”天体”を擬人化した彫刻が飾られている。周りのフレスコ画は左廊の13世紀に制作された残片だ。

④ドナテッロの受胎告知(Annunciazione Cavalcanti di Donatello)

ドナテッロによって14世紀に制作されたレリーフ。もちのよい灰色石を使用し金色を施したもの。基板と3/4の割合で高めに浮き彫りされたレリーフはこの時期の彼の制作スタイルであった。シンプルな素材と豊かな装飾が対照的だ。

⑤ヴィットーリオ・アルフィエリの墓(Monumento funebre di Vittorio Alfieri)

3番目の祭壇先にカノーヴァ作ヴィットーリオ・アルフィエリの墓がある。質素に装飾された墓は大きなメダルに彼の横顔といくつかの花輪と竪琴のレリーフ。墓にもたれている女性は”嗚咽のイタリア”を擬人化したもの。

⑥ダンテの慰霊碑(Cenotafio di Dante)

遺骸のないダンテの慰霊碑。アドリア海の都市ラヴェンナで生涯を終えた詩人の遺体をこの教会に運ぶことをラヴェンナ市は断り、同市にある”ダンテの墓”に葬られた。

⑦バルディ礼拝堂(Cappella Bardi)

ジョットのフレスコ画がある聖堂右側の礼拝堂。13世紀に制作された一連の”聖サンフランチェスコの生涯”が描かれている。”キリストの死”の中の嘆く聖人たちのリアルな表情としぐさが素晴しい。

⑧ぺルッツイ礼拝堂(Cappella Peruzzi)

バルディ礼拝堂のフレスコ画と共に描かれた、ジョットによる”聖ヨハネ・バッティスタと聖ヨハネ伝道者の生涯”の一連のフレスコ画。見事に配置されたスペースによって、人物の存在感をさらにアピールさせている。

⑨メディチ家礼拝堂(Cappella Medici)

14世紀にコジモ・イル・ヴェッキオがミケロッツオに委託し建築された。堂内はシンプルで中央祭壇上部にはアンドレア・デッラ・ロッビアによる”天使と聖人に囲まれた聖母子”の美しいレリーフが飾られている。

サンタ・クローチェ美術館(Museo dell' Opera di Santa Croce)

教会に隣接した2つの回廊内にあり、主にフィレンツェ派の美術品を展示している。14世紀の食堂跡には修復されたチーマブエの十字架をはじめ、タッデオ・ガッディ作”生命の木”やアンドレア・オルカーニャの”死への勝利”、”最後の審判”と”地獄”には圧巻。また同室のドナテッロのブロンズ像”聖ルードヴィコ・ディ・トローザ”も必見。アンドレアと息子ジョヴァンニ・デッラ・ロッビアの彩柚テラコッタは透明なブルーをバックにしたとても美しい作品。その他絵画、下絵、レリーフ、木製の家具など見どころにあふれている。




サンタ・クローチェ美術館(Museo dell' Opera di Santa Croce)
Piazza Santa Croce 16
055 2466105

開館時間:月~土9:30~17:00
     日祭日(1/6,8/15,11/1,12/8)14:00~17:00
休館日:1/1、イースター、6/13、10/4、12/25,12/26
入館料:大人€6
    学生€4
    11才以下無料
*サンタ・クローチェ教会、美術館、修道院、パッツィ礼拝堂のいづれかのチケットで上記全モニュメント見学可。

①ジョヴァンニ・デッラ・ロッビアのテラコッタ(Sculture in terracotta invetriata di Giovanni della Robbia)【第4室】

チェルキ家礼拝堂にある一連の美しいテラコッタの作品。融解性の高い透明なガラス製の物質で覆った後、低温度で再度焼いた特殊な技術で制作されたもの。

②タッデオ・ガッディの“命の木”(”Albero della Vita” di Taddeo Gaddi)【第5室ーRefettorio】

13世紀に制作された一連のフレスコ画。下部に描かれているのは”最後の晩餐”。

③・1 チーマブエの十字架(Crocifisso di Cimabue)(修復前)【第5室ーRefettorio】

中央祭壇上に掛けられた高さ4,48m幅3,90mの12世紀に制作された巨大な十字架。1966年のフィレンツェ大洪水で被害を受け、大部分が損傷してしまったが、入念な修復作業によりその姿は現在でも鑑賞することができる。

③・2 チーマブエの十字架(Crocifisso di Cimabue)(修復後)【第5室ーRefettorio】

④アンドレア・オルカーニャのフレスコ画(Affresco di Andrea Orcagna)【第5室ーRefettorio】

教会右壁から移転された6つの残片からなる14世紀の壮大なフレスコ画。"死への勝利"、"最後の審判"、"地獄"が描かれている。

⑤ドナテッロの聖ルードヴィコ・ディ・トローザ像(Statua di Ludovico di Tolosa di Donatello)

14世紀に制作された金を施したブロンズ像。オルサンミケーレ教会からサンタ・クローチェ教会前に移転され後にここに保存された。

基本情報

■営業時間 / <平日>09:30-17:30 <日祝、1/6、8/15、11/1、12/8>13:00-17:30 <4/25、5/1、6/2>09:30-17:30
■定休日 / 1/1、イースター、6/13、10/4、12/25、12/26
■入場料 / 大人€5、学生(11才~18才、グループ15人以上)€3、11才以下無料



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エリア
フィレンツェ:南部
住所
Piazza Santa Croce 16
TEL
055 2466105
marker 目的地
シニョリーア広場から約200m。