イエスにまつわる名所の多いイスラエルだが、ヴィア・ドロローサはイエスが十字架を背負いながら最期に処刑されるまでの歩いた道のり「悲しみの道」である。ヴィア・クルシス(via crucis/十字架の道)とも呼ばれる。
新約聖書の四つの福音書によると、イエスは十字架を背負いながら総督ピラトの官邸からゴルゴダの丘までの道のりを歩いたとされる。
その過程の14のポイントに留(りゅう)と呼ばれる中継点があり、1留から9留までが旧市街内、10留から14留が聖墳墓教会内にある。
毎週金曜日の午後3時(サマータイム時は午後4時)にフランシスコ派の修道士による行進があり、十字架を担ぎながら道を練り歩く。観光客も参加できるので是非とも体験したい。
神殿の丘の北側に位置するエル・オマリヤ・スクールの校庭を始点とし、そこから第9留までが迷路のような旧市街内にあり、街内を練り歩く行進が毎週金曜日に行われる。
イエスの墓石がある聖墳墓教会内に最終の5ポイントがある。衣を脱がされ、十字架に釘を打たれるのもこの場所だ。
教会内は世界中から多くの巡礼者が集まるが荘厳な雰囲気。
■フランシスコ派による行進:毎週金曜日 16:00~(冬季15:00~)
■料金:無料
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