【メテオラ修道院群】 奇岩の上の世界遺産
Meteora  
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エリア：ギリシャ中部   ジャンル： 教会・修道院   ビューポイント

写真ギャラリー（3枚）

  • 教会・修道院   ビューポイント

ギリシャ正教の聖地

「メテオラ」とは、ギリシャ語で「空中に浮いている」という意味の「メテオロス」が語源となっていますが、その名の通り、大地からせり出した奇岩群はまるで地上と天界の間にあるよう。かつて9世紀頃、俗世との関わりを断ち、瞑想に生きるべく修道士たちがこの岩山に住まうようになりました。後に修道士の共同体ができたのは、セルビア人の侵入による戦火を避けてより多くの修道士たちが移り住んできた14世紀。アトス山からやって来た聖アタナシオスによってメテオラ最大のメガロ・メテオロン修道院が建てられると、それをきっかけに修道院の数は増えていきました。
自然景観、文化的価値の両面が評価され、ユネスコ世界遺産（文化・自然複合遺産）に指定されています。
photo by cavorite

メガロ・メテオロン修道院

メテオラの修道院の中でも最大で、14世紀にアトス山の聖アタナシオスにより建設された修道院。またの名をメタモルフォシス修道院。高さ約613mの外観も圧巻ですが、内部のイコンや壁画など貴重な宗教芸術作品も必見。
カランバカの町の中心部のバス停より、この修道院前までバスが出ています。1日2本程度で時刻変更の恐れもあるので、ホテルやインフォメーションなどで確認してもらいましょう（所要時間約20分）。
photo by Carlos Pinto 73

ヴァルラーム修道院

メガロ・メテオロン修道院の隣に位置。この修道院の見どころは16、17世紀のフレスコ画で、美しく彩色された最後の審判、聖ヨハネの生涯などは見ごたえがあります。

アギオス・ニコラオス修道院

バスでカランバカからメテオラに向かうと、まずはじめに見えるのがこのアギオス・ニコラオス修道院。比較的小さな修道院ですが、カストラキの町を見下ろす絶好のロケーションにあります。

ルサヌ修道院

現在は尼僧修道院となっているルサヌ修道院。小ぶりな修道院ですが、内部は綺麗にまとめられ、庭園も可愛らしい。１９３０年に橋が架けられるまでは、滑車やハシゴを使って人や物資を運んでいました。こちらも建物から見下ろすとまさに断崖絶壁でスリルがあります。

アギア・トリアダ修道院

130段の階段を上ってたどり着く、高さ565mの断崖の上に建つ修道院。観光のパンフレットや絵ハガキで使われることが多く、メテオラと言うとこちらの修道院を思い浮かべる人も多いのでは。
photo by Stephan A.

アギオス・ステファノス修道院

カランバカの町を眼下に見下ろす修道院で、尼僧院。バス停から直接入れるため、階段を上らずに行けます。巡礼者のための施設もあり、比較的広い建物。
photo by [carlo cravero]

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