かつてこの地を訪れたマルコ・ポーロはその著書『東方見聞録』の中で「世界中どこを探しても匹敵するものがないほどの見事さ」とこの橋を記しました。その事から西欧では「マルコポーロの橋(英:Marco Polo Bridge)」とも呼ばれています。橋は1192年に完成、その後たびたび修復が施されてきました。全長は266.5m、橋の欄干にはそれぞれが異なる表情をした獅子の彫像が501基置かれている。通行人が正確に数えることは難しいことから中国では「数えられないもの」のことを「盧溝橋の獅子」と言い表すこともあるそうです。橋のたもとには乾隆帝の筆と伝えられる「盧溝暁月」の石碑があり、皇帝もここで月を見たという事から、現在も中秋の明月の夜には月見に多くの市民が訪れています。盧溝橋事件が起こったことでも知られるこちらですが、東側には明末に建設された城郭都市・宛平県城があり、城内には中国人民抗日戦争紀念館があります。
施設名 | 卢沟桥 |
住所 | 100067 中国北京丰台区永定河上 |
アクセス | 地下鉄14号線「大瓦窯站」から徒歩29分 |
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