テトゥアン広場にあるこの12mのモニュメントは、19世紀末バルセロナ市長も務めたロバート博士という人物の記念碑でもあります。1904-1906年に元々はドメネク・イ・モンタネールによって設計されたこの像は、途中で彼がプロジェクトを離れた後、彫刻家でありドメネクの友人でもあったジュセップ・リモーナ・イ・ブルグエラによって完成されました。この作品では、ガウディのカサ・ミラの影響を見ることが出来ます。
医師としてコレラや黄熱病対策に尽力し、市長としても地域に貢献したロベルト博士。これらの功績から一般の寄付金で像が記念碑が建てられました。
元々は1904年にウニベルシタット広場に建てられましたが、フランコ政権によって解体されました。その後1984年にバルセロナはこのモニュメントを再び設置することを決めました。当時のバルセロナ市民は歓喜し、このモニュメントはカタルーニャの民主主義と自由の回復の象徴になりました。
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